SSTライニングの特徴・仕様

テクノネット株式会社による新工法で、バイオエタノール燃料に対応するために、使用する樹脂を従来の「不飽和ポリエステル」ではなく、「ビニルエステル樹脂」を採用し、さらにガラスフレークライニングを使用することにより、耐浸透性・耐食性・耐劣化性が大幅に向上したFRPライニングです。

接着強度

写真「サンドブラスト工法」従来工法で問題となるライニングの剥がれを防止するため、ライニング接着面はサンドブラスト工法を採用、均一な粗面加工による表面積の増大とアンカー効果により樹脂の接着性を飛躍的に向上させます。これにより、剥がれ防止強度が、従来工法より40倍アップします。


耐エタノール仕様

ガラスフレークライニング塗膜断面顕微鏡写真SST ライニングに使用する素材は厳選したものが採用され、ガラスフレーク&ビニルエステル樹脂の効果と、耐食ライニング技術により、耐久性を向上させました。これにより、バイオエタノール燃料や今まで使えなかった重油タンクも使用可能となります。


(写真はガラスフレークライニング塗膜断面顕微鏡写真)

耐浸透性構造

図 バリアコート4層FRP従来のFRP ライニング二重構造に、ベース面・トップ面のバリアコート2層を追加し、燃料油・溶剤類等による侵食をガードすることにより、ライニング全体の劣化・剥がれを徹底して防止します。

図 浸透性比較

施工メリット

●施工費用はタンクの入替工事費用に比べ1/4程度。

●工期が短く、営業を止めることなく施工ができる。

●腐食、電食をしない素材でタンク内を補強するため、タンクの寿命を大きく延ばす事ができる。